昔やった時の写真とメモが出てきたので、書いておきます。
分解手順は省略。手入れするのはメイン基板です。
私がいじった個体は、もともとは修理が目的で、音がノイズだらけで、まったく聞ける状態ではないものでした。この修理箇所については、後で書きます。
修理後に少し音質的になんとかしたかったので、コンデンサ交換を行いました。
交換するのは、主にBA3930とLA4645付近のものです。下の写真を参照してください。
(写真1)交換するコンデンサが集中している部分。これは修理前の写真です。劣化して崩れたコンデンサがありますね。これはひどい(笑)

上の写真で劣化しているコンデンサは、2個とも220μF、10Vのものです。ちなみに、こことは離れた場所に、もう1個、同じ220μF、10Vのコンデンサがあり、これもダメになっていました。たしか、同じものはこの3個だけだったと思いますが、それが3個ともダメになっていたので、これだけ耐久力が低いのかもしれません。
あと、C617の100μF、10Vもダメになっていたようです。
修理自体は、(ただ鳴らすだけなら)この4本のコンデンサ交換でOKでしたが、思ったより低音が出ていない上に、こもったような音になっていたので、さらに手を入れることにしました。
※ この4本は、この時点では「普通の」コンデンサに交換しています。
【交換したコンデンサ】単位:μF
BA3930周辺
C617 100、10V・・・NG品
C618 220、10V・・・NG品
C620 4.7、25V
C621 4.7、25V
C622 4.7、25V
C623 4.7、25V
LA4645周辺
C629 220、10V・・・NG品
C630 1000、10V
LA4645背面(ヒートシンク外)
C407 4.7、25V
C408 4.7、25V
C507 4.7、25V
C508 4.7、25V
ちょっと離れたところ
C642 220、10V・・・NG品
耐圧は、上記以上のものならOKですが、モノが大きくなることがあるので注意が必要です。
私は、4.7μFにニチコンのMWオーディオ用小型(耐圧50V)、100と220にニチコンMUSE KZ(耐圧25V)を使用しました。千石電商さんとかで通販でも買えます。ちなみにKZはとてもでかいので、うまく足を曲げて付ける必要があります。
あと、1000μFは余ってた、たしか松下製のやつを付けました。
このパワーアンプ、電源IC周りのコンデンサ交換は、効果が高い反面、音質が変わってしまう可能性があるので注意が必要です。そもそも本来は普通の(?)ケミコンが載っている状態で設計されているわけですから、オーディオ用を使ってしまうと(設計者が)狙っていた音と違ってしまうのかもしれません。換えてみていまいちだったら元に戻すか、普通のやつに載せ換えるかできる余裕を持ってやったほうが良いと思います。(もともとオーディオ用が載っている機種は、同じオーディオ用を使うべきであるが。)
さて結果ですが、このコンデンサ交換を施したDT707は、とんでもないドンシャリ系の音になりました。まあ、もともとDT系がドンシャリなのかもですが、それにしても特に重低音がハンパないです。S-XBSを最大にすると、ドッカンドッカン出ます。コレ全開で鳴らしたらどうなるんだろう(笑)
ちなみに、先日のブログでDT909は処分した、と書きましたが、このDT707は残っています。おそらく、DT909がヘタりすぎていたせいもあるんでしょうけど、修理後はこっちのほうが音が良かったように思います。スペアナの回路を通さないDT707のほうが音が良い、というそれっぽいことが書かれているところもありますが、真偽は分かりません。ただ、私が聞き比べた機体では、DT707のほうが良いように感じました。だからと言って、私個人の意見としては、DT909よりDT707が良いということではありません。
そもそもバブル世代機は発売されてから20年も経っているわけですから、どう考えても部品の劣化は避けられないわけで、当時のままの音が出るわけないんです。上位機か下位機かというより、個別の劣化の程度で変わってきます。そこを理解した上で、直したり手を入れたりして楽しむのが良いと思います。
何かまとまりませんが、今回のコンデンサ交換は少なくともDT909には応用できると思います。バブル世代機の本来の実力を取り戻すために、劣化コンデンサの交換に挑戦してみるのも面白いんじゃないでしょうか。
補足:コンデンサ交換後、音に違和感があるかもしれませんが、しばらく鳴らしてエージングすると落ち着いてくるかもしれません。結論を急がないようにしましょう(笑)
posted by あやしいがらくた屋 at 00:18|
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バブカセ - Pana RX-DT707
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